調査済みの遺跡の一覧
世界遺跡地図の遺跡のうち、運営者の公式資料に当たって歴史と見学条件を確かめた遺跡を、国ごとに並べています。各ページには、確かめた日と出典を付けています。
この一覧に載せている遺跡
世界遺跡地図の基本データ3,230件のうち、各国の運営者の公式案内で歴史と見学条件を確かめて足した史跡・歴史建造物は36件です(2026年10月26日に公開中のデータを数えた件数)。このうち、公式の資料を取り直し、その遺跡にしか書けない事実を3つ以上、出典つきで書けたものから1件ずつページにしています。各ページには、見学案内を確かめた日と、地図の地点が施設の位置なのか入口なのかの区別を書いています。
テーマで見る:ローマ帝国の国境と都市
ヴィンドランダ(イギリス)とザールブルク(ドイツ)は世界遺産「ローマ帝国の国境線」(UNESCO登録番号430)に、カルヌントゥム(オーストリア)は「ローマ帝国の国境線-ドナウのリーメス」(同1608)に関わる、帝国の北の国境の遺跡です。3か所は、木の書字板が出たヴィンドランダ、1900年に置かれた礎石が残るザールブルク、元の場所に住宅と浴場を建て直したカルヌントゥムと、残り方も見せ方も違います。続けて読むと、同じ国境の暮らしを別々の手がかりから比べられます。バエロ・クラウディア(スペイン)は国境の砦ではなく、ジブラルタル海峡の交易と魚の加工で栄えたローマの都市です。
イギリス
- ヴィンドランダ イングランド北部、ハドリアヌスの長城のすぐ南にあるローマ軍の砦跡と博物館です。英国最古の手書き文書とされる木の書字板と、少なくとも9回建て直された砦の遺構を見学できます。
オーストリア
- カルヌントゥムの復元ローマ市街 オーストリア東部で、ローマ都市カルヌントゥムの一街区を発掘の成果に基づき元の場所に建て直した見学施設です。住宅や、ローマ式の床暖房で今も暖める浴場の中を歩けます。
スペイン
- バエロ・クラウディア遺跡 スペイン南部、ジブラルタル海峡のボロニア湾にあるローマ都市の遺跡です。魚の塩蔵と魚醤ガルムの生産で栄えた町に、広場、神殿、劇場、浴場、加工場、城壁まで、ローマ都市の要素がそろって残ります。
ドイツ
- ザールブルク ドイツ中部のタウヌス山地にある、ローマ帝国の国境の砦を建て直した博物館です。1900年秋に置かれた司令部の礎石が今も残り、出土品と復元した部屋を見学できます。